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向かい風の中で
この世界には常に、自分自身への向かい風が吹いていると思っています。
同じ場所に立ち続けるだけでも大変です。
「人生の途中で立ち止まってしまいました」
などと言うことがありますが、本当に立ち止まってしまうと、その場所に留まることはできず、向かい風の強い力で後退させられて
2023年8月15日


恋心と色気
この世で一番無粋なのはビニール傘で、
一番美しいのは女性の足首だとよくおっしゃっていたあの方が亡くなった。
85歳だった。
また、毎朝、珈琲を啜りながらPCを開くのが楽しみだともおっしゃっていた。
なぜなら、PCのパスワードがこれまでに好きになった女性の頭文字で構成した
2023年8月8日


自分の知っている世界を表現する
2012年に100歳で亡くなった映画監督 新藤兼人さんの「シナリオの構成」という本の中に、
「自分が知っている人のことしか描けない」
という言葉があります。
新藤監督は映画の中で、たくさんの登場人物を生き生きと描くのですが、
その際に、自分の知っている人を手がかりとし
2023年7月20日


『13歳からのアート思考』末永幸歩著 をご存じでしょうか?
『13歳からのアート思考』末永幸歩著 をご存じでしょうか?
このところ、書籍の世界では、「13歳からの・・・」や「〇〇思考」が花盛りですが、こちらの本、予想していた以上に面白い1冊でした。
ちなみにアート思考とは、
1 「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
2
2023年7月13日


MALの写真展「存在認知」が終了しました
こちらのブログでご案内した通り、6月10日〜15日、MALの「存在認知/STOROKE」展が【Atelier & Gallery一凛】(鎌倉)で開催。大盛況のうちに終了しましたことをご報告します。
作品に対する思いなど、それは私が語るべきところではないので触れませんが、ギャラリー
2023年6月21日


誇張と抑制
創作者であれば誰でも感じることだと思いますが、創作においては、誇張と抑制のバランスはとても重要です。
あるものを実際のサイズよりも大きく表現することで、その迫力、躍動感、圧倒感を増幅したり、
実際は存在するものをあ
2023年6月1日


MALの個展を鎌倉で開催します。6月10日(土)〜15日(木)
さて、そんな我々ですが、6月にMALの写真展を鎌倉で開催することになり、そこに珍しく3人が集結することとなりました。
https://ichirin-kamakura.com/news/230610
実はこのブログを書いている私は、鎌倉の長谷で小さなギャラリー『Atelier
2023年5月25日


倍音とエロス
ピアノで「ド」の音を一つ鳴らした時に、実際には、「ソ」や「1オクターブ上のド」など、別な音がかすかに鳴っています。
耳を澄まして集中して聴くと、誰でも聴くことができますので、ぜひ試してみてください。
倍音は、豊かな音色を生み出す上でとても重要な役割を果たします。
2023年5月10日


AIとFACE
AIがいとも簡単に名文を生み出すようになった時代に、これから価値を生むのは、「削る」という作業ではないかと思っています。
饒舌に語るのは難しいことではなくなりました。
2023年5月4日


サビのあたまを突く
「終わり良ければすべて良し」という言葉がありますが、
「始まり良ければすべて良し」ということもあります。
ボーカル曲のレコーディングの現場では、
「あたまを突いてください」
とエンジニアの人に指示することがよくあります。
この場合の「あたま」というのは、「歌い出し
2023年4月19日


随喜
ここ数年、仏教を学んでいます。随分、こころのありようが変わったと感じています。
いくつか私にとってキーワードとなるものがあるのですが、今回はその一つ、「随喜」についてご紹介させてください。
「随喜」とは、簡単にいうと、誰かが「善いことをした」とき、誰かに「善いことがあった」と
2023年4月12日


蟻地獄
ブログやSNSを見ていると、ネガティブな発言ばかりしている人がたまにいます。
具合が悪い、調子が出ない、むかつく、イライラする・・・などというように発言のすべてがマイナス方向です。
このような人は、蟻地獄に落ちてしまったのと同じで、いつまでもマイナスの無限ループから抜け出
2023年3月22日


FACE ブログ記事
人間という動物は、とんでもない破壊力を持ったものを手にしたとき、
試したくなる生き物だと思うのです。
歴史が証明している通り、人はどこまでも善良であり、
またいとも簡単に冷酷な悪魔にもなる。
そして人間の想像力は、極悪悲惨なことに対しては、
いつも現実に及ばない気がします。
2023年3月15日


心が欲しがっているものとは / 学校でも社会でも教えてくれない大切なこと
人の心は「ストローク」が無いと生きていけない。
存在認知とも呼ばれるストロークの定義とは
「あなたがそこにいることを、わたしは知っている」
ストロークとは、言語・非言語を含め
2023年3月3日


答えに気付かせてくれるもの
どんな悩み事を抱えていても、その答えはいつも自分自身の中にあるものです。
答えは、心の奥で発見されるのを待っているのですが、不思議なことに人はそれになかなか気付くことができません。
そして、長い間一人で思い悩み、苦しみます。
それは、頭の中で理解していても同じです。
2023年2月23日


不穏な今、だからこそ
米国科学者連盟(FAS)の推計によると2022年時点で世界におよそ1万2000発の核弾頭が存在するそうです。コロナ、戦争、地震と続く世界情勢の中で、「自分はいま、何をなすべきか」を日々考えます。
自分の非力さは十分承知している上で、いきつくところはいつも
2023年2月16日


神様のしわざ
「ピンチをチャンスに変える」というのは、創作の現場でもよくあることで、
たとえばスピルバーグの映画『ジョーズ』の中に、泳いでいる女性を海底から見上げるようなショットがあります。
水面に浮かんでいる女性に向かって、海の底から次第に寄っていくというただそれだけのカットなのですが、
こ
2023年2月1日


私は人の話を聞くのが好きです。自分のことを話すのは苦手です。
私は人の話を聞くのが好きです。
自分のことを話すのは苦手です。
私が「うんうん」と相槌を打つことで、
一緒にいる人がどんどん話してくれると
なぜだか嬉しくなります。
いつの頃からそうなったのかわかりませんが、
中学生の頃には、すでにそうでした。
もちろん、私にだって語りた
2023年1月25日


手書きのススメ。筆記の音。
仕事のアイディアや、ふと思いついた音楽の曲想など、頭の中で妄想するのはとても楽しいものですが、それを現実化していく作業は「労働」ですので、疲労やストレスが少なからずあります。
妄想から現実化への橋渡しとして、考えたことを「手書き」をするようにしています。
フリーハンドで紙に書
2023年1月11日


手が語るもの
2022年、ご縁あって農業・林業関係者の方とお会いする機会がたくさんありました。
樵の仕事をしていらっしゃる実にかっこいい20代の女性にもお会いしました。生きるセンサーが敏感でエネルギーに溢れた若い方が第一次産業に増えつつあるようです。大変な現実もあるでしょうが「楽しいですよ」と
2023年1月4日
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